娘は起立性調節障害です。小学校4年生の頃から症状が出始めました(→起立性調節障害になったときのこと)
現在中学校3年生、かれこれ5年ほどこの病気と付き合っていますが、ひどくなる、しんどくなる時期には特徴があるなぁと感じているので、少し紹介したいと思います。
(個人差があると思うのであくまで参考程度にお付き合いください)
ODの発症時期に特徴はあるの?
1年の中で「しんどくなりやすい時期」「症状がとても悪化したように感じる時期」があります。
一般的にODが悪化するとされている時期は、
特に『梅雨から夏頃にかけて』と言われています。
低気圧だったり、気温が急激に暑くなったりすることが関係しているとのことです。
また学校の進級や新学期という時期、いわゆる『五月病』からの気持ちの落ち込みや不安定さからODを発症してしまうという事も多いと言われています。
うちの娘の場合、酷くなる時期のこと①
うちの娘も、当てはまる事があります。進級の時期、新学期においてはとても状況が悪化します。
何か張り切って取り組むタイミングだとか、
新しい環境の始まりはとてもプレッシャーがかかるようで、それと同時にODも悪化していましたね。行きたくない、とても不安という気持ちも大いに関係しているのかなとは感じていました。
次の日、何か大きなイベントがあるよ、いつもと違うことがあるよ!準備に相当時間をかけて皆で取り組んだり。普通に学校生活を送っている子からしたら、ワクワクして楽しみで仕方のないような日。
うちの娘は、その日が近づいてくるにつれ、どんどんと体調が悪くなってきました。
当日なんて、もぅ青白すぎて起き上がれませんし、もぅそこまでして行かなくていいからねと、こちらから休むのを勧めるほどでした。
うちの娘の場合、酷くなる時期のこと②
また、うちの娘がひどくなる時期は、冬の気温がグッと下がる時期です。これも低気圧に関係するのかもしれませんが、体温も下がってしまい、手足が冷たくなり、とても青白く布団から出れなくなることが多いです。
寒いから布団からでれなくなるのは、私も一緒ですけどね。気持ちも一気に落ち込んでしまい、また起きた時間がお昼を大幅に過ぎていると、それを知って、「今日も起きれなかった」「もうこんな時間だ」と、とても落ち込むようで冬の時期はなかなか上向きにならない、過酷な時期でもありました。
こうやって書き出してみると、一年を通して調子の良い時期は結局あまりないのかもしれないなと思ってしまいました。たまに元気にスッキリ起きてくる時は、本人も嬉しいようで。その顔を見て私も嬉しくなりました。
焦らず、急かさず、スッキリ起きてこれた時に楽しい事を積み重ねる。それで良いんじゃないかと今は思っています。
ODになりやすい子の特徴、性格も関係するのかな?
発症しやすい子の性格の特徴としてよく言われているのは、「過剰適応する子」、また「成績優秀な子」「友達や人との関わりが苦手な子」なども言われています。
- 過剰適応な子:
- このタイプの子は真面目で我慢強い傾向があります。
- 感情を溜め込みやすく、ストレスを抱えやすいです。
- 思いやりがある一方で、自分を抑えてしまうことがあります。
- 成績優秀な子:
- 成績が良く、責任感が強い子がODになりやすいとされています。
- 過度なストレスを抱えやすいことがあります。
- 友達や人との関わりが苦手な子:
- 社交的でなく、人との関わりを避けることが多いです。
- 自己主張が少なく、気持ちを溜め込みやすい傾向があります。
これらの性格が直接ODの原因ではありませんが、ODのリスクを高める要因として考えられているそうです。精神的な事、何かを我慢し、溜め込む事はストレスの悪化につながり、ODの要因にもなるんだという事です。
まとめ
ODはなりやすい時期、なりやすい子供の性格に共通する特徴はあっても、その子のせいじゃない、本人も苦しんでいるという事を、周りの人達が理解することが一番大事かなと思います。
本人でないと、理解することができない苦しみが数え切れないほど沢山あると思います。
朝起きれないから怠けている、遅刻したから堕落している、ではなく、やりたくてもできない事があるということ。
娘はこの病気と付き合っていく中で、学校生活に参加できなくて悔しい思いをした、頑張って遅刻して行ったのに責められたりなど、本当に色々と辛い事を経験してきました。本人の苦しみにまずは寄り添って欲しいと思います。