起立性調節障害の特徴
起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation, OD)は、自律神経の不調によって引き起こされる病気で、起床時に脳や体への血流が低下します。以下の症状が現れます。
- めまい: 立ち上がったり急に動いたりするとめまいが生じます。
- 失神: 起立中に意識を失うことがあります。
- 頭痛: 頭部の圧迫感や痛みが現れることがあります。
- 倦怠感: 疲労感や体力の低下が感じられます。
起立性調節障害と似た病気
起立性調節障害と似た病気に以下のようなものがあります。
- 鉄欠乏性貧血
- 甲状腺機能亢進症
- 偏頭痛
- 脳脊髄液減少症
- 睡眠障害
- 神経発達症(自閉スペクトラム症)
- 鉄欠乏性貧血
- 鉄はヘモグロビンの一部であり、酸素を運ぶ役割を果たします。
- 鉄欠乏性貧血は、鉄の不足により赤血球の合成が妨げられ、貧血を引き起こします。
- 症状には息切れ、動悸、頭痛などが含まれます
- 甲状腺機能亢進症
- 甲状腺ホルモンの過剰分泌により、代謝が亢進します。
- 症状には体重減少、神経過敏、動悸、手の震えなどがあります。
- 偏頭痛
- 偏頭痛は頭痛の一種で、片側の頭部に激しい痛みが現れます。
- 症状には頭痛、吐き気、光過敏が含まれます。
- 脳脊髄液減少症
- 脳脊髄液の減少により、頭痛やめまいが生じます。
- 原因には脊椎穿刺や外傷が含まれます。
- 睡眠障害
- 睡眠障害は、睡眠の質や量に問題がある状態です。
- 症状には不眠、過眠、夜中の目覚めなどがあります。
- 神経発達症(自閉スペクトラム症)
- 自閉スペクトラム症は、社会的相互作用やコミュニケーションの障害を特徴とする神経発達症です。
- 症状には社交的な困難、独特の興味・行動パターンが含まれます。
このようによく似た病気や症状があり、治療法の違いや悪化すると取り返しのつかない状況になることもありますので、自分だけで判断しないようにしましょう。日常生活に支障が出始めた、また本人が困っているようであれば、小児科の先生にまずは相談され、新起立試験を受ける事をお勧めします。
新起立試験を受けたときのこと①→
新起立試験を受けたときのこと②→
リンク
リンク
リンク