進路希望調査票を初めて提出した時の話

不登校

娘は中学校3年生で不登校児

娘は中学校3年生です。不登校の原因は小学校のきっかけも含み、様々ありますが、今は「起立性調節障害」が一番ひどく、午前中に起きて登校するのは難しいです。

中学校1年生の6月頃までは、午後から保健室に行ったり、放課後行ったり、なんとか頑張りたいと言う気持ちはありました。夏頃から体調が悪化し、ほぼほぼ行かない日々が増えていきます。
2年もそんな感じで登校できず、起きた午後からも自宅で過ごしていました。

進路希望調査票が届く

中学3年になったとたん、急に進路指導が始まりました。生徒・保護者対象の一斉の進路説明会、高校進学に向けての年間スケジュール配布、進路関係の書類を挟む専用の分厚いファイル。一気に進学ムードに変わっていきます。
4月の進路説明会には、とりあえず私だけが参加しました。正直、娘はそこに居ないし、私自身も話を聞いていてもどこか他人事で実感も全く無かったです。他の親御さん・生徒さん達とかなりの気持ちの温度差があったかもしれませんが、ただそこに座って淡々と話を聞いていました。

進路説明会に参加した時の写真のイメージ

数日経ったある日、担任からの家庭訪問で持ってこられた封筒の中に、大量のおたよりと共に「進路希望調査票」が入っていました。

「進路希望調査票」とは、中学校を卒業後に「どういった高校へ進学したいのか」だけでなく、「高校を卒業した後は大学や専門学校等へ進学するのか、それとも就職するのか」等、先の未来を見据えて現時点での希望を学校側へ伝えるものです。
担任からも「今時点での希望調査なので、あまり決めなければ!とかは思わなくていいです。候補があるなら記入いただきたいです。」とのことでした。

なんと酷な。進路の希望も何もない。まず中学校に行けていないのに。
高校を選ぶなんてまだ先の話だと思っていた。うちの娘は、起きて家から出ることができるのか。受験できるんだろうか。そもそも娘は高校進学を考えているんだろうか。どんな高校ならいけるのか。一気に現実味が帯びてきた。

その場で担任には、
「私自身は、通信制高校とか、不登校対応のある学校が良いんじゃないかなと思っています。でも娘の気持ちが第一だから確認してみます。」と返事しました。

通信制高校についてはなんとなく情報は持っていました。詳しくは調べたことはありませんでした。通信制高校なら、地区地域を選ばずに選択することができるのか、通う頻度はどのくらいなのか?単位はどうやって認められるのか。レポート提出はどうやってやるのか。オンラインで授業は受けられるのか。など、その時点では、全てがなんとなくで詳しくはわからないことだらけでした。
通信制高校のことをそろそろ真剣に調べてみようと思いました。

のちに通信制高校の合同説明会に参加し、直接学校から話を聞くことができ、とても理解が進んだので、こちらの記事もお勧めします。(→通信制高校の合同説明会に参加した時の話

進路希望調査票を一応提出する

本人に希望を聞いてもあまり分かってないようでした。そりゃそうだと思います。日々体調が悪く、勉強どころではないのに未来の話。

学校からのお便りも山積みで、あまり目を通しているように見えないし、今の中学校も行けていないのに、次の進路と言われても。そもそも考える気力もなさそうです。
不安というのが一番当てはまるかもしれません。

そんな先のことを言われてもわからない。できれば考えたくもないと言う感じです。

なので、「今の時点でわからない」と返事しておこうか。と話をして、それを正直に記入して提出することに決めました。

「現時点で希望校はありません。娘の体調面を考慮して、無理なく通えそうな学校を希望しています。」加えて、「過去に不登校だったお子さん達の進学先など参考にさせていただきたいので、もし可能であればご提案ください。」と記入しました。

こちらの希望を伝えるより逆に、今まで在学していた不登校の子達がどんな進路を選び、進学をしてきたか。その後、その子達は楽しく通えているのか、学校から教えて欲しいくらいでした。

進路希望調査票を記入している写真

他の皆と同じを求めるのであるならばとりあえず、進路希望調査を提出はしますが...

中学校卒業後の進路か...

親子共々、そろそろ真剣に向き合わないといけないなと思わされたきっかけにはなりました。でもプレッシャーにならないように焦らずいこうと。

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