新起立試験を受けたときのこと①

起立性調節障害

娘は起立性調節障害と診断されています。OD(Orthostatic Dysregulation)、ODっ子と呼ばれたりもします。

新起立試験を受けることになったきっかけ

小学4年生の頃から徐々に朝起きられないという症状が出始め、本人の意思に関係なく、身体の調子の悪さで朝起きられずに遅刻したり、欠席したりをすることが増えてきました。起きてからもすっきりということはなく、頭痛や吐き気、めまいや倦怠感など様々な症状があり本人もとてもつらかったようです。

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起立性調節障害で朝起きられず、起きてからも頭痛や吐き気、めまいや倦怠感など体調不良のイメージ

不登校になり始めた時からお世話になっていた小児科先生から、もしかして「起立性調節障害」ではないかと「新起立試験」という検査を受けることを勧められ、後日予約することになりました。

新起立試験を受ける

起立性調節障害を診断するために「新起立試験」を受けることになりました。自律神経の働きがうまくいっていない午前中に行いますとのことでした。午前中…まず午前中に起きて病院に行けるのだろうか?そこが最大の難関でした。

予約日当日、必死に朝早くから声をかけ身体を揺らし、何度も何度も起こし、とっても青白い顔色の娘をなんとか車に乗せ、1時間先の病院まで連れていったのを覚えています。

起立性両説障害の検査を受けるために家から1時間先の小児科に向かう車のイメージ

まず貧血や甲状腺疾患など、ほかの原因がないか血液検査をうけました。

その次に、問診で娘の症状について当てはまる点について記入しました。

OD症状についての問診

  1. 立ちくらみやめまいを起こしやすい
  2. 起立時の気分不良や失神
  3. 入浴時や、あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる
  4. 少し動くと動機や息切れがする
  5. 朝なかなか起きられず、午前中調子が悪い
  6. 顔色が青白い
  7. 食欲不振
  8. 腹痛
  9. 倦怠感がある、あるいは疲れやすい
  10. 頭痛
  11. 乗り物に酔いやすい

娘は11.の乗り物酔いの項目以外は全部当てはまっていました。

新起立試験(ODテスト)

次に、別室に移動しこれからする新起立試験の説明を受けました。

まず、安静時と起立時の血圧を測定するほか、横になった状態から立ち上がることで一時的に低下した血圧が、再び安静時の血圧に戻るまでの時間を測定すると説明を受けました。20秒ほどだそうです。

娘は初めてのことで、何をこれからされるのかと、とても怖がっていましたが、看護師さんに怖いことは何もしないから安心してねと声をかけられほっとしていました。

10分間ベッドに横になり、起立前に3回程度、血圧と心拍を測定されました。そのあと、起き上がり立った姿勢のまま、数分ごとに血圧と心拍を測定されていました。検査はあっという間に終わってしましました。

これで終わりだよを声をかけられ、娘はとても笑顔になっていました。

→新起立性試験を受けたときのこと②)

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