はじめまして。中学生の子を育てる母です。子供たちが不登校の時期を長く経験しましたが、少しずつ「無理せず、今できることを大切にしよう」と思えるようになりました。このブログでは、日々の気づきや、親子でできる小さな工夫を綴っています。
ゲームばかりの子どもにどう声をかける?昼夜逆転でも前を向くために
不登校の時期、気づけば子どもが一日中ゲームをしている。昼夜も逆転していて、朝に起きることが難しい――そんな状況に不安を感じてしまうお母さんも多いのではないでしょうか。
私も同じでした。「このままで大丈夫なの?」という焦りと、「でも無理やり生活を変えさせたくない」という迷い。どちらの気持ちも本当で、どちらも親として自然なことだと思います。
少しずつ実践してきた中で感じたことを、今日は3つのポイントに分けてお話しします。

① 否定より「理解」から始める
子どもが長時間ゲームをしていると、つい「またやってるの?」「少しは勉強したら?」と口にしてしまいがちです。私も最初はそうでしたが、言えば言うほど心の距離が遠くなってしまいました。
そこで意識を変えてみました。「ゲームばかり=悪いこと」と決めつけず、「今、安心できる場所がここなんだ」と受け止めること。
実際、オンラインゲームの中で友達とつながったり、気持ちをリセットできたりしていることもあります。まずは「楽しそうだね」「どんなゲームなの?」と、興味を持って寄り添う姿勢を大切にしました。不思議なことに、それだけで少しずつ会話が増え、子どもの表情が柔らかくなった気がします。
② 昼夜逆転は「整える」より「寄り添う」
不登校になると、夜遅くまで起きて朝起きられない――そんな生活リズムになりがちです。私も最初は「ちゃんと朝に起きてほしい」と思っていましたが、無理に直そうとしても思い通りになるはずもなく、お互いに疲れてしまいました。
今は「生活サイクルを無理に戻すより、整うきっかけを待つ」というスタンスでいます。例えば、
• 朝ごはんを一緒に食べられなくても、起きてきたタイミングで声をかけてごはんを用意しておく
• 夜更かししている時も、「体冷えないようにね」と心配ではなく気づかいの言葉をかける
そんな小さな関わり方を続けるうちに、少しずつ昼に活動できる日が増えてきました。
③ 「ゲーム以外の世界」への小さなきっかけをつくる
「ゲームばかり」に見える子も、実は他のことに興味がないわけではないと思います。ただ、今は気持ちやエネルギーの向け方がわからないだけ。
私は、ゲームの延長線にある興味を探しました。たとえば、
• ゲーム実況を見ているなら「編集に興味ある?」
• 音楽ゲームが好きなら「リズム感あるね、ドラムとかも合いそう」
そんなふうに“否定ではなく、可能性を探す声かけ”を意識しています。
少しずつでも、「やってみようかな」と思えるものが出てくれば、それが次の一歩になります。

見守る時間も、きっと意味がある
親としてできることは限られています。でも、見守る時間も、ちゃんと子どもの力になっていると感じます。焦らず、比べず、子どものペースで。今日もそっと声をかけながら、少しずつ前を向いていきたいですね。
同じように悩むお母さんたちも、どうかひとりで抱え込まないでください。一緒にゆっくり、子どもたちの「今」を信じていきましょう。

