親の会に行くのが怖かった私が、救われた話

不登校

はじめまして。中高生の不登校の子どもを育てている40代の母です。今日は、当時の私が一番“怖くて勇気が必要だった経験”について書いてみようと思います。

わが家の子供がが不登校になったころ、ネットもSNSも今ほど身近ではなく、情報は少なく、誰にも相談できず、ずっと胸の中でモヤモヤを抱えていました。

「でも、このまま家でじっとしていることのほうが苦しい…」そんな思いで、私は“親の会”というものに初めて連絡をしました。

どうしてあんなに怖かったんだろう

親の会に行くのがどうしてあんなに怖かったんだろう….

答えは、たぶん「今以上に傷つくのが怖かった」から。今思い返すと、とてもシンプルでした。

「わかってもらえなかったらどうしよう」

「私の悩みなんて大したことないと言われたら?」

「変な人だと思われるかもしれない」

そんな不安が、ずっと頭の中でぐるぐるしていたんです。それに、当時の私は“学校に行けない子の親が集まる場所”というものが、正直よく想像できませんでした。

「どんな人が来るのか、どんな空気なのか、まったく分からないという不安が大きかった。

でも、あの日私が勇気を出せたのは、その親の会が「公園で遊びましょう」という体験型のイベントをしていたからでした。

不登校親の会が公園遊びだったので参加した写真

公園で走って、散策して、ただ過ごすだけだから思いっきり楽しみましょう。

“暗い話をしなくてもいい空気”が参加するハードルを少し下げました。

完全不登校だった上の子と、下の子はちょうど行き渋りが始まったころ。家にこもっていると息が詰まるし、「学校に行ってない子が平日の昼間に外に出たらいけない」と子どもなりにも感じていたようでした。

どこにも居場所がなくて、とにかく不安で。とても煮詰まってしまっていました。

だから勇気を出して、思い切って参加してみたんです。

公園に着くと、スタッフの方も、参加している親御さんも、みんな穏やかで、「ようこそ!」「よく参加してくれましたね」と、とてもやさしい雰囲気で声をかけてくれました。

子どもたちは落ち葉の道を歩いたり、追いかけっこをしたり。スタッフの方が用意してくださったシャボン玉をしたり。自然と笑顔になっていました。

不登校で閉じこもっていた子供が外で思いっきり遊ぶ写真

親同士はなんとなく近くにいるだけで、無理に話さなくてもよくて。暗い話なんてしなくたっていい。ただ自然の中を歩いて、風に当たって、子どもが笑ったら一緒に笑う。とても開放的で居心地がよかったです。

“ずっと張りつめていた胸の糸がふっと緩んだ”そんな感覚がありました。一日だけのイベントだったけれど、あの日のあたたかさは忘れられません。

「学校にいけない時間もこうやって過ごしていいんだな」「味方がこんなにいるんだ」と思えた、貴重な時間でした。

同じ境遇の仲間に出会えたこと

他の親の話を聞くことが、こんなにも救いになるとは思わなかった。

同じ悩みを抱えている人がこんなにいるんだ。

私たち親子と同じように、学校の対応に悩んでいる人も、泣いた日がある人も、自分を責め続けた人も、こんなにいるんだ…。

と知っただけで、胸がぎゅっと温かくなりました。

自分の話をうまく話せなくても大丈夫。ただそこにいるだけでよかったんです。ひとりで抱えていた重さが、少しだけ軽くなりました。

あの日、勇気を出してよかった

もし今、親の会に行くことを迷っている方がいたら、どうか無理のないタイミングで、一歩踏み出してみてください。

うまく話せなくても、聞くだけでも、ただ空気を感じるだけでも大丈夫。勇気を出したことによって気持ちが変わり、何か少しずつ動き出すと思います。あなたの心が少しでも楽になれる場所が見つかりますように。

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