2023年10月、私は初めて宅建試験に挑戦しました。
子どもの不登校をサポートする時期を長く経験しましたが、少しずつ「自分の人生も大切にしたい」と思えるようになった事がきっかけです。
このカテゴリーでは、子どもの不登校をきっかけに始めた“学び直し”や“資格へのチャレンジ”を通して、母親が自分らしさを取り戻す日々を綴っています。
※私は不登校の中学生の子を育てる母です。詳しいプロフィールはこちら
今までで一番、勉強した日々
2023年、ブログの更新がしばらく止まっていました。何をしていたかというと、国家資格の試験勉強をしていたからです。
挑戦したのは「宅地建物取引士(宅建)」という資格。特別な夢があったわけではありません。
ただ、「自分のために、何か一つ本気になれるものが欲しかった」
それが一番の理由でした。
子ども中心で限界だった毎日
当時の私は、完全に不登校の子ども中心の生活でした。
学校との話し合い、通院、居場所探し、送迎。気がつけば、自分のことはいつも後回しでした。心身がへとへとになり体調を崩して寝込んだある日、ふと思ったのです。
「この先、子どもが巣立ったら、私には何が残るんだろう」
その問いが、私を動かしました。何か資格を取りたいな。そう思いました。

なぜ宅建だったのか
資格を調べる中で、身近な人が持っていた「宅地建物取引士」に目が留まりました。
合格率15%ほどの難関資格ですが、受験資格がなく年齢制限もなし。
転職・就職に有利で、今すぐでなくとも将来の選択肢が広げられると思いました。時間もあるし難しいならなおさら挑戦してみたいと思いました。
まず参考書を購入しようと、本屋を訪れました。
数ある中から1冊の参考書を開いた瞬間、「これは無理かも…」と思いました。難しい専門用語、法律用語、とにかく細かい文字の並びに面食らってしまったのです。
それでも、「今やらなかったら、一生やらない」そう思い、比較的初心者向きの分厚い参考書を購入することにしました。
とても重たい本を抱えた帰り道、不思議と心の奥に小さな火が灯っていました。
自分の人生を取り戻す一歩として
不登校の子を育てながらの勉強は、簡単ではありませんでした。短時間ではありましたがパートもしていました。とにかく時間のやりくりが大変でした。
それでもこの挑戦は、逃げではなく自分を取り戻す「回復」であると思いました。誰かのためだけではなく、
自分の人生として何かに向き合うこと。
この経験が、私の心を確かに支えてくれたのです。
▶ 次の記事では、初めての宅建勉強で悩んだことや、つまずいた点を振り返ります。

