不登校の娘と通信制高校の合同相談会へ|進路選びの第一歩として参加した体験談

長女(不登校の始まりとその後)

※私は不登校の中学生を育てる母すももです。詳しいプロフィールはこちら。この記事は娘が通信制高校への進学を検討していた2023年当時の体験をもとに書いています。

通信制高校との出会い

中学時代に不登校を経験した娘の進路を考え始めた頃、私たち親子は『通信制高校』についてほとんど知識がありませんでした。

「どんな学校があるんだろう」
「娘に合う学校は見つかるのかな」
「そもそも通信制高校ってどんなところ?」

そんな状態から始まった進路探し。

今回は、娘と一緒に参加した「通信制高校・サポート校の合同相談会」について振り返ってみたいと思います。同じように不登校のお子さんの進路に悩んでいる保護者の方の参考になれば嬉しいです。

当時の状況

娘が中学1年生の頃から、卒業後の進路について少しずつ考え始めていました。早いと思われる方もいらっしゃるでしょう。

ですが、そのころ起立性調節障害の症状が強く出てきて、ほぼ登校できなくなっていた娘を見ていて、このままでは全日制の高校は難しいのではないかと感じ始めていたからです。

調べ始めてすぐのころ、近くで通信制高校の合同相談会が開催されているということを知りました。

とても興味はあったのですが、その時は予定が重なってしまったことで参加ができませんでした。そのため、次に近隣エリアで次回開催される機会をずっと待っていました。

そして2023年夏(娘中学2年生)。ようやく再度同じ場所での開催のお知らせを見つけてすぐに来場予約を済ませ、ようやく参加することができました。

なぜ合同相談会に参加しようと思ったのか

当時の私たちは、通信制高校について本当に何も分からない状態でした。

学校の先生は、私立高校、公立高校のこと以外一切教えてはくれませんでした。私たちの周りにも通信制高校に通っている子供の存在は聞いたことがありませんでした。

インターネットで調べることはできても、

実際にどんな学校があるのか
• 娘に合う学校はどこなのか
• 何を基準に選べばいいのか

までは分かりません。まずは何でもいいので情報を集めたい。そして、できれば娘自身にも学校の雰囲気を感じてもらいたい。そんな思いで参加を決めました。

通信制高校・サポート校の合同相談会当日の様子

当日はあいにくの大雨でした。

正直、「雨だから人も少ないかな」と思っていたのですが、会場に着いて驚きました。入り口付近からたくさんの人が並び、とても大盛況だったのです。

娘と同年代のお子さんを連れたご家族、ご夫婦のみで参加されている方、お一人で来られている保護者の方など、本当にさまざまな方が来場していました。

進路について悩んでいるのは我が家だけではないんだな、と少し安心したのを覚えています。

受付では来場予約特典として「通信制高校があるじゃん」という冊子をいただきました。

全国の通信制高校の情報が掲載された分厚い冊子で、その後もしばらく進路選びに役立ちました。

まずは大量のパンフレット集めから

会場には各学校のパンフレットがずらりと並んでいて、自由に持ち帰れるようになっていました。

娘が通える範囲の学校を中心に集めていくと、あっという間に紙袋がいっぱいになりました。

それだけでも、「こんなにたくさんの選択肢があるんだ」という発見がありました。

会場はとても広く、学校ごとの相談ブースが数多く並んでいました。どこから見ればいいのか分からないほどです。相談を待つ方たちがブースの前で順番待ちをしていました。

娘は起立性調節障害の影響で体力面に不安があったため、長時間たくさんの学校を回るのは難しそうでした。

「通信制コンシェルジュ」に相談してみた

そんな時に見つけたのが、学校選びを相談できる「通信制コンシェルジュ」のブースでした。

私は娘の状況を伝えました。

• 通学できるエリア
• 起立性調節障害があること
• 体力面に不安があること
• 週1〜3日程度の通学を希望していること
• 宿泊を伴うスクーリングが不安なこと

すると担当の方が条件に合いそうな学校をいくつか紹介してくださいました。

地図に〇をつけてくださり、自宅からの距離もとても分かりやすかったです。全く知識がない状態だったので、とても心強かったです。

どこから情報収集を始めたらいいか分からないご家庭には、こうした相談ブースは本当にありがたい存在だと思いました。

1校目で知った「スクーリング」という壁

紹介していただいた学校の一つ目のブースで話を聞きました。通信制高校の仕組みや全日制との違いなど、基本的なところから丁寧に説明していただきました。初めて聞く話だったのでとても真剣に聞き入りました。

その中で印象に残ったのが「スクーリング」の存在です。

説明を受けた学校では、県外で2泊3日の宿泊型スクーリングが必要とのことでした。

娘は話を聞きながら小さく首を横に振っていました。宿泊を伴う活動は当時の娘にとってかなりハードルが高かったのです。

この時初めて、

「通信制高校ならどこでも通えるわけではないのかもしれない」という現実を知りました。

※この記事は2023年当時の体験です。現在の募集要項や制度は各学校の公式情報をご確認ください。

2校目は学習重視の印象だった

二つ目の学校も通学圏内にある学校でした。こちらは学習面により力を入れている印象でした。

先生は娘の体調や生活リズムに合わせた学習計画にも柔軟に対応できると話してくださいました。

ただしスクーリングは年1回、県外で3泊4日。

娘の表情を見ると、さらに難しそうだと感じている様子でした。

親としては魅力的に感じる部分もありましたが、実際に通うのは娘です。改めて本人の気持ちを大切にしなければと思いました。

3校目は中学生から通えるフリースクール併設校

3つ目に話を聞いた学校は、自宅から少し距離がありました。

ただ、中学生のうちから利用できるフリースクールが併設されていたのです。

進学前から学校の雰囲気を知ることができる。

それは私にとってとても魅力的でした。

普段あまり外に出る機会が少なかった娘にとっても、少しずつ新しい環境に慣れていく経験になるかもしれない。

そんな期待を持ったことを覚えています。

合同相談会で特に印象に残ったこと

この日、実際に説明を聞けたのは3校だけでした。

もっとたくさん回りたい気持ちもありましたが、娘の体力を考えるとそれが限界でした。

それでも参加して良かったと思えたのは、学校ごとの違いが想像以上に大きかったからです。

同じ通信制高校でも、

• 通学日数
• 学習スタイル
• スクーリング
• 校風
• 先生の雰囲気

は大きく異なります。パンフレットやホームページだけでは分からない部分がたくさんありました。

親として感じたこと

当時の私は、進路への不安がとても大きかったです。不登校の子が高校へ進学できるのだろうか。娘に合う場所は見つかるのだろうか。

そんな気持ちを抱えながら参加していました。

でも実際に会場へ足を運んでみると、

「選択肢は思っていたよりたくさんある」

ということが分かりました。

そして何より大切だと感じたのは、親が良いと思う学校と本人が安心できる学校は必ずしも同じではないということです。

説明を聞くたびに娘の表情を見ながら、

「これは良さそうだね」

「これは少し負担が大きそうかな」

と話せた時間も貴重でした。

今振り返って思うこと

※この記事は2023年当時の体験です。現在の募集要項や制度は各学校の公式情報をご確認ください。

今振り返ると、この合同相談会は進路選びのスタート地点でした。

この時点ではまだ進学先は決まっていませんでしたが、

• 通信制高校の仕組みを知る
• 学校ごとの違いを知る
• 娘自身の反応を見る

という大切な経験ができました。

その後、気になった学校の説明会や体験入学にも参加しながら進路を考えていくことになります。

進路選びの大きな一歩になった

不登校を経験した子どもの進路選びは、親にとっても不安の連続です。

私自身も当時は分からないことばかりで、先の見えない気持ちを抱えていました。

それでも実際に合同相談会へ足を運んだからこそ、通信制高校について知ることができましたし、娘に合いそうな学校を探す第一歩にもなりました。

当時は不安だったけれど、実際に見て、聞いて、感じたからこそ分かったことがたくさんありました。

もし今、お子さんの進路に悩んでいる方がいたら、まずは一度説明会や相談会に参加してみるのも一つの方法かもしれません。

娘の進路選びから数年後、今度は弟の進路選びが始まりました。

現在は息子の通信制高校選びのために体験入学や学校説明会にも参加しています。

その時の様子は、また次回こちらの記事で詳しく書いていきます。

関連記事
▶︎【不登校の中3息子と通信制高校の体験入学・説明会に参加した話】

タイトルとURLをコピーしました