修学旅行に行かない、という選択を聞いた日
不登校の子どもが修学旅行に行かないと言ったとき、どう対応すればいいか悩みますよね。我が家でも同じように悩み、たくさん考えた末に
「行かない」という選択をしました。
実は、修学旅行の話が出たとき、正直なところ、少し期待している自分がいました。
「もしかしたら行けるかもしれない」そんな淡い希望です。
でも、子どもは静かに「行きたくない」と言いました。理由を多く語ることはなく、迷いながらも出した答えのようでした。
私は「そっか。」と答え、頭では理解していても、心はすぐには追いつきませんでした。
楽しそうな思い出、写真、友だちとの時間。
それらを経験させてあげられないことが、親としてとてもつらかったです。

悲しい気持ちと、尊重したい気持ちの間で、行かない選択を尊重しようと思いながらも、
「本当は行きたいんじゃないか」「後悔しないだろうか」そんな思いが何度も浮かびました。
でも、無理をして行って心が折れてしまうより、「行かない」という決断を自分でできたことの方が、今は大切だと思うようになりました。
悲しい気持ちが消えたわけではありません。それでも、子どもの心を守る選択だったと、少しずつ受け止めています。
「行かなかった経験」も、きっと意味がある
修学旅行に行かないことは、失敗でも後退でもありません。今のわが家では、そう考えるようになりました。
外から見れば分からないけれど、子どもは日々、自分なりに悩み、選び、前に進んでいます。
親としてできるのは、
「その選択を否定しないこと」
「いつでも味方でいること」
それだけなのかもしれません。
いつか振り返ったとき、この選択も、その子の人生の一部として、静かに意味を持つ日が来ると信じています。

