こんにちは。私は、不登校の中学生を育てる母「すもも」です。詳しいプロフィールはこちら。
「不登校の子どもが、受験の場に行く」
——それだけでも、親にとっては大きな一歩ですよね。
今回は、息子が通信制高校の受験・面接に行ってきた日のことを書いてみます。
行く前は、親子ともに大変不安がありました。
でも、終わってみると「行ってみてよかった」と思える一日になりました。
不登校の息子と通信制高校の受験へ
通信制高校の受験に向けて、いくつか準備が必要でした。
- 作文: 400字ほど(テーマ:学校生活や未来について/自宅で作成して持参)
- 小テスト: 当日に基本的な内容のテスト(勉強から離れていたので本人は不安)
- 親子面接: 受験の最後に実施
受験の日が近づくにつれて、私の中にもいろいろな思いがありました。
「ちゃんと受け答えできるかな」 「緊張して黙り込んでしまったらどうしよう」 「学校の先生に、不登校だったことをどう受け止めてもらえるんだろう」
言葉にはしなくても、息子もきっと不安だったと思います。 思春期の子どもにとって、久しぶりに「学校」という場所へ行き、初対面の先生と話すことは簡単ではありません。
それでも、その日、息子は受験会場へ向かいました。それだけで「ここまで来たんだな」と、胸がいっぱいになりました。

面接で感じた「急かさず待ってくれる」という安心感
面接では、生活面や学習面、高校でやってみたいこと、これまでのことなどを丁寧に聞いてくださいました。
息子が答えるまでに少し時間がかかることもありましたが、先生は決して急かさず、ゆっくり待ってくれました。
その「待ってもらえる」ということが、私はとてもありがたかったです。
- 得意なことや苦手なこと
- 学校生活を送るうえで気をつけてほしいこと
- 健康面や不安なこと
こちらが話すのを遮ることなく、じっくり耳を傾けてくださいました。
面接といえば「こちらが評価される場所」と思っていましたが、実際には「息子のことを知ろうとしてくれている」「不登校を『できないこと』だけで見るのではなく、これからどう過ごせるかを一緒に考えてくれている」と感じで、とても温かいものでした。
私の中にあった不安が少しずつほどけていきました。
帰るころには、「息子がこの学校に入れたらいいな」という気持ちが以前より強くなっていました。
受験を終えた息子の、少し晴れやかな顔
受験が終わった帰り道、息子の大好きなトンカツを買って帰りました。
家に帰ってからの息子は、いつもより少し明るい顔をしていました。小テストの「ここが分からなかった」という話や、珍しく今やっているゲームの話をしてくれたり。自分からたくさん話してくれました。
たわいもない会話ですが、最近暗い表情が多かったため、その日は少しだけ顔が晴れやかに見えました。
「自分でここまでできた」という達成感と安心感が、本人の中にもあったのかもしれません。
小さな一歩を重ねて、子どものペースで進んでいこう
不登校になってから、親の私も焦ったり不安になったりする日ばかりでした。
でも、この日息子が自分の足で受験会場へ行き、先生と話し、テストを受けて帰ってきた。
それだけで十分大きな一歩でした。
親としてできることは、先回りして道を作ることではなく、子どもが一歩踏み出したときに、そっと隣にいることなのかなと感じています。
もし今、不登校のお子さんの進路で不安を抱えているお母さん、お父さんがいたら。先のことが全部見えなくても大丈夫です。その日にできたことを一つずつ見つけながら、子どものペースで進んでいきましょう。
我が家もまだ途中ですが、この日の一歩を大切にしながら、これからも息子の歩みを見守っていきたいと思います。
▶通信制高校選びや見学の際に、親として気をつけたいポイントについてはこちらの記事でも詳しく書いています。よろしければ合わせて参考にしてみてくださいね。

